おはようございます。
昨日は、快晴で絶好の秋日和でした。数日前までの雨の影響でぬかるんでいた田んぼは、日差しを受けてだんだんと乾きつつあります。この10月中旬の適期にふさわしい※1春キャベツと菊菜播きました。
ところでこの適期なのですが、私が若いころ、その品種の播く時期(旬、適期)で苦い経験があります。
本来ならば、冬キャベツの種まきは8月初旬に播いて、9月の彼岸時期までに定植しなければならないのに、9月初旬播き10月の稲刈り後の圃場に定植したんです。その結果、収穫時期に近ずいて来るとキャベツの形(容姿)が違うんです。天はちょっぽみたいに尖ってるんです。おかしいなと中を割って見てみると、中には花があり子孫を残すための準備をしてるんです。これでは商品とならないので、トラクタ-で耕うんして廃棄したことがあります。
その頃、私の父は健在でして、私に「やめとけ!播いてもあかん、ものにならん」との助言をもらったのですが、私も若かったので「大丈夫や、いけるよ」と思い強引に播きました。結果がご覧のとおりです。
父は知っていたんでしょうね。でも、言うことを聞かない私のために、あかんのを承知であえて手伝ってくれました。私に経験を積ますために。
親の意見と茄子の花は千に一つも無駄はない
身に沁みました。この経験から、種を播く時期や植える時期(適期、旬)について真剣に考えて行うようになりました。
時間の利益を失い兼ねない大切なことですので‼
※1 春キャベツ☛来陽という品種で今蒔くと11月中旬に定植して来年3月頃に収穫する。
菊菜☛春菊とも言われ、今蒔くと12月下旬頃に収穫することができる。
※2 茄子は花が咲くと必ず実をつけることから、親の忠告には何一つむだがないというたとえ。