代かき始まる 2

 梅雨の一休みの中、青空が広がりました。田んぼに注がれた水が鏡面となり日差しが反射して眩しい中で、昨日に引き続き代かきを行いました。トラクタ-のエンジン音とともにロ-タリ-の耕うん爪が泥と化した土を攪拌しながら推し進み、媒土板で転圧しながら土壌をフラットにしていきます。代かきの後の水田は、まるで大きな鏡のようで辺りの風景や空を反転して映し出します。その光景はじつに美しいものです。

 代かきされた泥土は、ゆっくりと時間をかけてゆらゆらと沈殿していき、1~2日間でしっとりとしたクリームのような柔らかでなめらかな土となり、田植えができる最適な土となっていきます。そして田植えにより稲苗の根はそのクリ-ミ-な土に包み込まれ健やかに育まれるのです。

 その昔、耕運機やトラクタ-がまだなかった時代には、牛に手綱を付けた板の上に足を掛けて代かきをしていました。だから、牛歩のように丁寧にゆっくりと時間をかけて代かきすることが肝要なのです。