人間界には新型コロナウイルス、植物界にはナガエツルノゲイトウ

  毎日新型コロナウイルスの感染者が増えています。日々の生活でどんなに注意しても感染する方が後を絶ちません。品行方正な生活を送っていてもどこで感染したかわからないという方もおられます。本当に怖いものです。

  一方、あまり話題には上がりませんが、植物界でも恐ろしいことが起こっているのです。私たち農家にとって、コロナウイルス同様に怖いことが起こっているんです。生態系や稲作に悪影響が及ぼされる特定外来生物の水草が兵庫県洲本市の本田(ほんでん)池で確認されたそうです。この水草は、「地球上で最悪の侵略的植物」と言われるほど繁殖力が強い「ナガエツルノゲイトウ」という水草です‼

 この水草は南米産の多年草で茎は空洞で水に浮き流れ着いた先で繁殖します。陸地でも海浜でも育ち、引き抜いても、土中深くまで伸びる主根が少しでも残っているとそこのからまた根が出て再生し繁殖しまくるという、恐ろしい草なんです

 これから田植えの準備です。こんな水草が繁殖すれば稲作への影響もありますが、もっと怖いのは水路を水草が埋め尽くして水を堰き止めてしまい大水害を引き起こす原因となります。これから出水期を迎え梅雨や台風シーズンとなります。

 今、巷ではコロナウイルスの感染ばっかりが話題になっていますが、自然界では、静かにしかも確実に人間の生活を危機に陥れる事象が起こっているのです。早期に対策を講じる必要があります。