むかし懐かしい昭和の甘味 まくわうり

まくわうり

皆さん、おはようございます。まだまだ日中は猛暑ですが、早朝や夕方は、だんだんと秋の涼しさをチョッピリ感じるようになってきました。

今日のテーマは、※まくわうりです。

私がまだ、小学校5年生だった昭和43年(1968年)ごろ、日本は※高度経済成長期の真っただ中で、父が畑で作ったまくわうりの収穫作業を手伝っていました。当時は、まくわうりがプリンスメロンみたいなものでした。よく冷やして、真ん中からスカッと包丁で真っ二つに切り、中のワタ(種)を指でかき出して、かぶりつたあの時の食感とあの味が忘れられません。ほのかな香りを漂わせ、それほど濃厚ではありませんが、まったりとした甘みがあったあの懐かしい美味を覚えています。

まさに昭和中期のプリンスメロンでした‼

しかし、時は移り昭和50年代ごろから、「一億総中流」という言葉に代表されるように、生活水準は向上していき、徐々にプリンスメロン(夕張メロンなど)に人気を奪われ、いつの間にかまくわうりは世間から、忘れ去られていったような気がします。

ずんどうの形をしたまくわうりは、プリンスメロンの甘さに負け、丸みを帯びた容姿や薄緑色の色彩に見劣りし、疎んじられ、いつしか八百屋やス-パ-から徐々にその姿を消し去っていったのです。

でも、まくわうりは、細々とどこかで誰かに栽培され生きながらえていたのです。

昔の味を懐かしむ懐古世代の方々からの熱い需要の渇望に応えるかの如く。です‼

そして、令和の今忘れられかけてたまくわうりが巷で一般の方々が栽培されるようになってきました。

種も苗も園芸店で出回るようになってきました。本当にうれしいことです!

まくわうりには、黄色※(きいまっか)のほかに薄緑色※(あおまっか)もあるのです。なかなかあおまっかの苗にはお目にかかれませんが。

河谷ファ-ムでは、まくわうりをはじめとしたむかし懐かしい昭和の味の復刻にも積極的に取り組んでいきますので、ご期待ください。

※ まくわうり・・・・まくわうりは古くから日本で親しまれてきた食材の一つで、縄文時代の初期には既に食べられていたと言われています。ウリ科キュウリ属のツル性の植物の果実で、メロンの一種と言えます。 美濃国(現在の岐阜県南部)の真桑村(現在の本巣市)でよく作られていたため、その地名をとってマクワ瓜(真桑瓜)と呼ばれるようになったようです。

高度経済成長期・・・・1960年代の日本経済は,明治維新以来の日本の経験に例がなく,諸外国にも類をみないほど,急速な経済成長を遂げました。それを高度経済成長ないし単に高度成長 と呼びます。

1954年(昭和29年)12月から日本万国博覧会が大阪の千里が丘で開催された1970年(昭和45年7月)までの16年間を指します。

※きいまっか、あおまっか・・・・大阪の河内地域では、まくわうりのことをこのように言ってました。