
毎日農業に従事していますが、こうも毎日雨が降り注ぐと、田んぼはぬかるんでしまい練ってしまいます。田植えを終えた水田は、いくら雨が降っても※あかたを一定に保ち※走りを設けることでその水位の高さを越えた水は流れて出てしまいます。問題は、畑の作物です。畑も水はけはしていますが、こんなに雨が降られると、作物が根腐りを起こして枯れたりしていきます。雨の欲しいときは降らず、降れば思いっきり降るのです。
今日も朝から大阪では激しい雨が降りました。息子から、「お父ちゃん、こんなに雨が降ったら、床上浸水するかも知れんな。家や倉庫や農機具浸かったらえらいことになるけど、保険入ってるんか?」と聞かれました。
皆さんは、火災保険には入っておられるとは思いますが、地震や風水害などをカバ-した保険に入っている方は、そんなに多くはないと思います。これらの保険は総合保険と言って、多くの災害をカバ-する保険なのです。掛け金はそれなりにしますが。
今月に入ってから、熱海の土石流や、昨日の鳥取・島根県での線状降水帯による猛烈な雨で床上浸水の被害が出るなど、想定外の雨による被害が発生しています。いつ何時、自分の地域でことが起こるかわかりません。今一度、災害に対しての備えを検証してみる機会ではないでしょうか。
※ あかた・・・・水田の水の出入口のこと
※ 走り…・・・・板などである一定の高さにしておいて水を走らせるようにするさま